北海道の春の訪れは、鰊から。
別名は春告魚(はるつげうお)
にしん漁は北海道の厳冬期である1月上旬から春くらいまで行われます。
かつて「にしんは絶滅した」とまで言われていましたが、漁師さんの懸命な資源保護への努力により、漁獲量も徐々に回復している魚です。
“にしん”は、沿岸の海藻に産卵するため、たくさんの“にしん”が産卵ために戻ってくると、海が白く濁る群来(くき)と呼ばれる現象が起きることもあります。
“にしん”の魅力は柔らかな身と食べやすい脂のり、また、メスのお腹には卵(数の子)が入っているのも大きな魅力です。